2025/05/17

#828


#828
Fuji GFX100ii Sony 135mm STF













2025/05/14

#827


#827
Fuji GFX100ii Meopta Meostigmat 70mm F1.4













2025/05/13

#826


#826
Fuji GFX100ii Meopta Meostigmat 70mm F1.4













2025/05/10

#825


#825
Fuji GFX100ii Meopta Meostigmat 70mm F1.4













2025/05/09

フォーカススタッキング(深度合成)についてGrokに相談する

 前ページの#824の写真を撮るにあたりGrok(旧Twitter現Xの無料AI)に相談したところ以下のような返事を得たのでアップする。高度な計算結果が瞬時に得られ、かつアドバイスも非常に実際的でちょっと感動してしまった。
以下Grokとの対話

問.

GFX100IIにマウントアダプター経由でirix 11mmF4 ファイアフライ IL-11FF-NF ニコンFを装着し、絞りをf8で最短撮影距離27センチから3メートルまでを手動で撮影距離を変えながら複数枚撮影し、あとでパソコンで合成しようと思います。撮影距離間隔を教えてください。


返事

1. 被写界深度の計算
被写界深度は、絞り値(f8)、焦点距離(11mm)、センサーサイズ(GFX100IIは中判43.8×32.9mm)、撮影距離、および許容錯乱円(Circle of Confusion, CoC)に基づいて計算されます。
仮定とパラメータ
  • 焦点距離: 11mm
  • 絞り: f8
  • センサー: GFX100IIの中判センサー(43.8×32.9mm)。中判センサーの許容錯乱円は通常厳しめに設定され、約0.03mm〜0.05mmが一般的ですが、102MPの高解像度を考慮し、CoC = 0.03mmを採用。
  • 撮影距離範囲: 0.27m(最短撮影距離)から3m。
被写界深度は以下の公式で計算されます:
\text{DoF} = \frac{2 \cdot u \cdot f \cdot c \cdot (m^2 + 1)}{m^2 \cdot (f^2 - c^2 \cdot u^2)}
ここで:
  • (u): 撮影距離(m)
  • (f): 絞り値(f8)
  • (c): 許容錯乱円(0.03mm = 0.00003m)
  • (m): レンズの焦点距離(11mm = 0.011m)
ただし、実際には近似式やオンラインツール(例: DOF Calculator)を使用すると便利です。以下に代表的な撮影距離での被写界深度を計算します。
代表的な撮影距離での被写界深度
  1. 撮影距離 0.27m(最短撮影距離)
    • 計算結果(CoC = 0.03mm, 11mm, f8):
      • 近点: 約0.21m
      • 遠点: 約0.37m
      • 総被写界深度: 約0.16m(16cm)
    • ピント面の前後約8cmがシャープ。
  2. 撮影距離 0.5m
    • 近点: 約0.33m
    • 遠点: 約1.0m
    • 総被写界深度: 約0.67m(67cm)
    • ピント面の前後約33.5cm。
  3. 撮影距離 1m
    • 近点: 約0.55m
    • 遠点: 約4.5m
    • 総被写界深度: 約3.95m
    • ピント面の前後約1.98m。
  4. 撮影距離 3m
    • 近点: 約1.0m
    • 遠点: 無限遠(実質的に非常に遠く)
    • 総被写界深度: ほぼ無限遠。
傾向
  • 近距離(0.27m〜0.5m): 被写界深度が浅く(数cm〜数十cm)、細かいピント調整が必要。
  • 中距離(1m〜2m): 被写界深度が急速に広がり(数m)、ピント位置の間隔を広げてもOK。
  • 遠距離(3m以上): 被写界深度が非常に広く、1m付近からほぼ無限遠までカバーされる。

2. フォーカススタッキングのための撮影距離間隔
フォーカススタッキングでは、各ショットの被写界深度が重なるように撮影することで、合成時にピントが途切れない滑らかな結果を得ます。以下のガイドラインを推奨します:
  1. 被写界深度の1/2〜1/3を目安にピントを移動
    • 各ショットのピント位置は、前のショットの被写界深度の後端が次のショットの被写界深度の前端と重なるように設定。
    • 近距離では被写界深度が浅いため、ピント移動間隔を小さく(数cm)、遠距離では大きく(数十cm〜m)します。
  2. 撮影距離ごとの推奨間隔
    • 0.27m〜0.5m:
      • 被写界深度が約10〜20cm(例: 0.27mで16cm)。
      • ピント移動間隔: 約3〜5cm(被写界深度の1/3〜1/2)。
      • 例: 0.27m, 0.30m, 0.33m, 0.36m, 0.39m, 0.42m, 0.45m, 0.50m(約8〜10枚)。
    • 0.5m〜1m:
      • 被写界深度が約0.5m〜3m。
      • ピント移動間隔: 約10〜20cm。
      • 例: 0.5m, 0.6m, 0.7m, 0.8m, 0.9m, 1.0m(約5〜6枚)。
    • 1m〜3m:
      • 被写界深度が数m以上になり、1m以降はほぼ無限遠に近づく。
      • ピント移動間隔: 約50cm〜1m。
      • 例: 1.0m, 1.5m, 2.0m, 3.0m(約4枚)。
  3. 総撮影枚数の目安
    • 0.27m〜3mをカバーするには、約15〜20枚程度が現実的。
    • 近距離(0.27m〜0.5m)で細かく撮影(8〜10枚)、中距離(0.5m〜1m)で中程度(5〜6枚)、遠距離(1m〜3m)で粗めに(4枚)。

3. 実践的な撮影手順
  1. カメラ設定
    • 絞り: f8(固定)。
    • マニュアルフォーカス(Irix 11mmはマニュアルフォーカスレンズ)。
    • ISO: 低感度(ISO80〜100)でノイズを最小限に。
    • シャッタースピード: 露出を調整(三脚推奨)。
    • 三脚使用: 高解像度の中判センサーでは手ブレが目立つため、三脚が必須。GFX100IIの5軸手ブレ補正(最大8段)は手持ちでも有効だが、フォーカススタッキングでは一貫性が重要。
  2. ピント調整
    • Irix 11mm F4 Fireflyのフォーカスリングを使用し、距離目盛を参考にピントを移動。
      • 距離目盛例: 0.27m, 0.3m, 0.5m, 1m, 3mなどが刻まれている場合、これを基準に微調整。
    • 近距離ではフォーカスリングを細かく動かし(1〜2mm回転)、遠距離では大胆に。
  3. 撮影間隔の例(推奨):
    • 0.27m, 0.30m, 0.33m, 0.36m, 0.39m, 0.42m, 0.46m, 0.50m
    • 0.60m, 0.70m, 0.80m, 0.90m, 1.0m
    • 1.5m, 2.0m, 3.0m
    • 合計: 約16枚。
  4. 合成ソフト
    • Adobe Photoshop(レイヤー合成+自動ブレンド)またはHelicon Focus、Zerene Stackerを使用。
    • 合成時にピントの隙間がないよう、被写界深度が重なるように撮影枚数を調整。

4. 注意点
  • マウントアダプターの影響
    • ニコンFマウントレンズをGFX Gマウントに変換するアダプター(例: Fotodiox、Kipon、K&F Conceptなど)を使用。
    • アダプターの内径が狭いとケラレ(周辺光量落ち)が発生する可能性。特に超広角レンズ(11mm)では注意が必要。FotodioxやKiponのアダプターはGFXでの使用実績あり。
    • 電子接点のないマニュアルアダプターを使用する場合、絞りはレンズ側でf8に手動設定。
  • Irix 11mm F4 Fireflyの特性
    • 超広角(画角126°)で歪みが3.13%と低く、フォーカススタッキングに適したシャープな描写。
    • 最短撮影距離0.27mで近接撮影が可能だが、近距離では周辺光量落ちやわずかなケラレに注意。
    • フォーカスリングロック機能や距離目盛が正確で、手動ピント調整がしやすい。
  • 中判センサーの影響
    • GFX100IIの43.8×32.9mmセンサーは35mmフルサイズの約1.7倍の面積を持ち、被写界深度が浅くなる傾向。
    • 102MPの高解像度ではピントのズレやブレが目立つため、正確なピント移動と三脚使用が重要。
  • 撮影環境
    • 風や被写体の動き(例: 植物)が合成の障害になる場合、屋内や無風時に撮影。
    • ライティングを一定に保ち、露出変化を避ける(マニュアル露出推奨)。

5. 推奨撮影距離間隔(まとめ)
以下の撮影距離でピントを移動し、約16〜20枚撮影:
  • 0.27m〜0.5m: 3〜5cm間隔(例: 0.27m, 0.30m, 0.33m, 0.36m, 0.39m, 0.42m, 0.46m, 0.50m)
  • 0.5m〜1m: 10〜20cm間隔(例: 0.60m, 0.70m, 0.80m, 0.90m, 1.0m)
  • 1m〜3m: 50cm〜1m間隔(例: 1.5m, 2.0m, 3.0m)

6. 追加アドバイス
  • 試作用撮影: 最初に数枚(例: 0.27m, 0.5m, 1m, 3m)でテスト撮影し、合成結果を確認。ピントの隙間があれば、近距離の間隔をさらに細かく(2〜3cm)調整。
  • GFX100IIのフォーカスブラケット機能: 手動撮影の代わりに、GFX100IIの自動フォーカスブラケット機能を試すことも可能(ただし、マニュアルレンズでは手動調整が必要)。
  • レンズ距離目盛の活用: Irix 11mmの距離目盛を基準に、カメラのライブビューでピントピークを確認しながら撮影。

この方法で、0.27mから3mまでシャープなフォーカススタッキング画像を得られるはずです。


以上引用終わり。
FireflyのIrixはマニュアルフォーカスレンズなのでGFXでのフォーカススタッキング機能が使えず現場で手動で撮影距離をずらしながら撮影したが、結果的にはブリージングが強すぎたためにHelicon Focus8でも良い結果が得られず。深度合成は諦めてISO10000, f16, 撮影距離3mで撮ったものを採用した。
所詮AIでしょ?と思われるかもしれないが5chですさんだ心に接するよりもよほど紳士的な交流が可能です(笑)。





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