2016/08/22

portrait of weeds

portrait of weeds
Nikon D800E Ai Nikkor 50mm f/1.2S

いいレンズを手に入れても持ち余りして果報負けしてしまう。服で言えば着心地が落ち着かないということを数回経験したすえに「身の丈にあったレンズ」にじわっとしたよろこびを感じるのは初めてだった。
















3 件のコメント:

  1. 匿名9/03/2016

    素敵な御写真と文章、いつもを楽しく拝見させて
    頂いていております。

    不躾で恐縮でございます。
    少々お伺いしたいのですが、ツァイスの50mのマクロと
    最近御利用になってらっしゃるニコンの1.2は、どのように
    使い分けされてらっしゃるのでしょうか?
    特徴や異なる部分などお伺いさせて頂けませんでしょうか。
    (まだまだ写真は初心者です)
    散財しそうで怖いのですが・・・・苦笑
    お手隙の時にでもよろしければお聞かせ頂けますと
    幸いでございます。

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  2. 過分なお言葉ありがとうございます。
    ご質問のマクロプラナーとニッコール1.2/50の使い分けについてお答えさせていただきます。
    マクロプラナーの50mmは素晴らしいレンズです。色乗りが良くてフレアもほとんど見られず、合焦部は凄くシャープなのに非合焦部はクリーミーにボケる。
    これは勝負レンズです。勝負のつもりでこのレンズを選ぶのではなく、このレンズを付けてファインダーを覗くと自然と気合が入るからです。
    このレンズを使うときは、平面的なものではなく奥行きの中にテーマとなる対象がスッと立っているものを撮ると生きます。舞台女優を撮るような感じでしょうか。

    対してニッコール1.2/50は色乗りはまぁまぁですがフレアがすごいので撮像全体がぼんやり締りのない絵になります。
    開放1.2は伊達ではなく実際ホケは盛大なので中判カメラで撮ったような、対象がポップに浮き出る写真にはなるのですが、しっかり合焦しているのにのに対象の輪郭がフレアでにじんでしまうためにまるでピントが合っていないように見えてしまう。
    また盛大なボケの割にマクロプラナーやプラナー1.4/50のようにクリーミーではなく二線ボケなどで結構汚いボケです。
    そこで僕はなるべく対象の輪郭線にフレアのにじみが出ないように52mm→62mmのステップアップリングを介してHN-23という深めのフードを装着し、かつテーマとなる対象のちからが弱いときはPhotoshopでハイパスフィルターをかけています。

    ではなぜニッコール1.2/50を買って、かつ気に入っているかというと今僕は力の抜けたレイドバックなホゲホゲした気分になっているからです。力強い写真にちょっと飽きてしまったというか。そんなにリキ入れてどないすんねん、みたいな。まぁそれでもそのうちにまた万力でギリギリ絞ったような写真を撮りたくなるのかもしれませんが(笑)。

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  3. 匿名9/09/2016

    お返しをいただきまして有難うございます。
    フードによって結構フレアも変わってくるものなのですね。
    大変参考になります。
    併せてそれぞれの特徴もわかりやすくコメントを頂きまして
    誠に有り難うございます。
    もうしばらく悩みたいと思います(笑)。

    shin様のブログは写真を通じていろいろなものが出てきて
    とても楽しく拝見しております。
    つい真似をして購入しそうでこわいですが(笑)
    これからも楽しみにしております。

    追伸)
    海松藍も買ってしまいました(苦笑)

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