2015/10/12

ピント問題続報



先日のピント問題で今日サービスセンターへD800Eを持って行きました。
担当の方にブログに載せた比較写真をiPadで見てもらいながら病状説明すると僕のD800Eは本社工場に修理に送られることになりました。
点検修理は10日間ほどとのこと。3年半使って保証期間も過ぎているけど費用も安かったし懸案だったローパスフィルター清掃もお願いできたので丁度よかった^^。

先日のブログで3年も経ってようやく後(あと)ピン問題に気が付いたのはアポゾナーがマクロプラナーより被写界深度が浅かったからと書いたけど、ほんとに浅いのか!どれくらい浅いんだ!と胸ぐらをつかまれてガクガク揺すぶられながら問い詰められたらきちんと答えられる自信がない。それでWikipediaで調べたら被写界深度の計算式が載っていました。

あぁ、これはきっと誰かがネットにcalculatorをアップしているに違いないと思って探すと、ありました。それがこのサイト
カメラの種類と焦点距離とF値と対象までの距離を入力すると
右側にNear limit, Far limit, Totalが自動的に計算されます。
このサイト内にiPhone用のアプリも紹介されていましたが240円でちょっと高い。

そこでApp Storeで"depth of field"で検索するといろいろ見つかったんですが、そのなかで無料で高性能なのは"iDoF Calculator"というアプリだけでした。
このアプリは画面の上部に広告が出るのがちょっと邪魔ですが機能的に優れていて、先ほど紹介したネット上のcalculatorでは四捨五入されていた1センチ以下の被写界深度がちゃんとミリ単位で表示されます。

今日サービスセンターにD800Eを持って行った際にブログに載せた比較写真は物差しとの距離はどれくらいだったかと担当の方から聞かれて2メーターくらいと答えたんですが、アップした写真では被写界深度はせいぜい見積もって5ミリ位しかない。被写界深度がそれくらい浅かったから1cm後ピンだとわかったわけです。
ところが先ほどのiPhoneのアプリでカメラの機種をD800、F2.0、focal lengthを135cm、distance to objectを2メートルにするとDepth of Fieldは2.37cmになります。これだと1cmの後ピンは認識できないはずです。あの写真を撮ったときの状況を思い出してみると物差しとの距離はたぶん1メートルくらいしかなかったはず。
そこでdistance to objectを1メートルに変更するとDepth of Fieldはズバリ5.5ミリで、写真上の被写界深度とピッタリ一致します。
あわててサービスセンターに訂正の電話を入れました。

ではアポゾナーとマクロプラナー50ミリでは被写界深度はどれくらい違うのか。
アプリでは焦点距離50ミリF2で1メートル先の被写界深度は4.41cmと出ました。
アポゾナーでは5.5mmでしたから被写界深度はおよそ8倍。うーん、そんなに違うのか。
これで胸ぐらをつかまれて揺さぶられても大丈夫です。

最終報はこちら

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