2014/04/09

アバルトのドライビングポジションについて

595 competizione show-off

マニュアルトランスミッションの右ハンドルは足元が狭い!
クラッチペダルを戻すたびに左のつま先がフットスペースの天井に引っかかる。
シートを後方にスライドさせればましかと思ったがこれは逆で
むしろシートを前方にスライドさせると足関節の角度が水平に近くなって引っかかりにくくなる。

上体がハンドルに近づいて、大袈裟に言うとやや身を屈めるようなドライビングポジションにしてみると
評判の悪いアバルトのシート高が実はこの姿勢を意図したものであることがわかる。
さらに前方やや高い位置のシフトレバーに自然に左手が行く。
このときこの小さな車が自分の体と一体化して車全体が手中に収まったような不思議な全能感と愉悦が生まれる。

言い方を変えてみる。
アバルトはシート高が高いのでシートを後ろに引けば引くほどつま先が上を向く。
それは極端な話、仰向けに寝転べばつま先は天井を向くけど、立位ではつま先は地面に平行になるのと同じ。
この車は一般的なスポーツカーのように上体を寝かせぎみにしてペダルを前方に踏み込むのではなく
軽トラのように椅子に腰掛けてペダルを下方に踏み降ろすイメージで運転するといいのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

twitter