2010/07/03

人称性の彼岸

技能を習得する過程に我々が頼るべき梯子には名札がついているが
上達するに従って人称性はどんどん希薄になる。
そしてついに人称性は人類の共通の無意識の池の中に溶けてしまい
物質と事象と深い無意識の混じり合ったスープのようになる。

そこである日私は師範に尋ねた。
「いったい射というのはどうして放されることが できましょうか、もし私がしなければ」
「それが射るのです」と彼は答えた。
オイゲン・ヘリゲル著 「弓と禅」より。

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