2010/03/21

花に潜む狂気

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黄砂に煙る太陽。


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夕べの嵐で倒れた木々。


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水仙を撮りながら考えていたのは
モーツァルトのピアノ協奏曲のこと。


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人は受け入れることの出来ないほど大きな悲しみに出会うと
ちょっと頭がへんになって、頭の中の細い枝が「ぽきん」と小さな音を立てて折れる。
そして首をかしげたままじっとしている。
夕暮れに薄暗い森を一人トボトボと歩いているような旋律の中に
時々不思議な音が混じる。
その音は、頭の中の細い枝が折れた時のような音がする。


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明るく陽気な楽想のさなかに
突如ゾッとする旋律が現れて背中に冷水を浴びせられたように鳥肌立つ。


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僕が言っているのはピアノ協奏曲23番 K.488のことだ。
けれど多かれ少なかれ彼の音楽にはあっちの世界の音が混じっている。


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ラッパスイセンを撮りながらそんなことを考えたのは
この陽気な花にもちょっと変なものを感じるからだろう。


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夕べの嵐で倒れたラッパスイセン。


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2 件のコメント:

  1. なんだか圧倒されてしまいます。
    クラゲな水仙、凄いですね。
    こんなに存在感があって主張するような水仙の写真は
    初めて見ました。
    ところで、あちらに掲載のかわいいお嬢様、
    やっぱりお父様に似ていらっしゃるのでしょうね。

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  2. ありがとうございます。
    おお、圧倒されていただけましたか。
    誰も何もいってくれないのでしゅんとしてたところです(笑)。
    >あちらに掲載の。
    困ったもんです。僕に似て。
    リクエストにお答えしてこちらにも登場してもらいました(だれもリクエストしてへん)。

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