2010/02/12

マクロスイターがやってきた。

from Deutschland
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はるばるドイツのハノーヴァーからやってきた小包の中身は。


Kern Macro-Switar 26mm f1.1
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Kern Macro-Switar 26mm f1.1というレンズです。
Kern Switar 25mm f1.4と同じく50年ほど前のスイスのレンズ。
どちらもシネレンズという映画撮影用のレンズですが、これはマクロレンズなので近接撮影が出来ます。


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さっそくE-P2に装着。
左に写っているKern Switar 25mm f1.4よりは少し大きいですが小さなレンズであることに変わりはありません。
ピントリングを繰り出すと可愛い赤鉢巻きが姿を現します。


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絞りリングから出ているこの2本の突起はなんだろう。
絞りリングをまわすためのもの?
でも押しても動かない。


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この二本を指で挟んでまわすと?


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動きました。
黒いバーが絞りリングをまわすための取っ手で、銀のバーが最大絞りを固定するためのものでした。


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美しい!


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このレンズの一番の特徴は明るいこと。
何と開放F値が1.1なのです。
うたい文句は「世界で一番明るいアポクロマート・マクロレンズ」。

僕はこれまでDP1にクローズアップレンズを装着してマクロ写真を撮ってきましたが
何が困ると言って、ブレが一番困る。
そもそもマクロは被写体にすごく近づいて撮るので、カメラや撮影対象が少しでも動くとメチャクチャブレるんです。
ブレないためにはシャッタースピードを上げなければならない。
でもDP1の開放F値は4.0。おまけにクローズアップレンズを2枚も重ねればすごく暗くなって
その結果シャッタースピードはすごく遅くなる。
さらにDP1には手振れ補正機構はなく、ISO感度を上げるとすぐに酷いノイズが現れる。
三脚を使えばいいけど、犬の散歩写真家としてはそんなものに手を出すわけにはいかない。
じゃあどうするか。

僕が考え出した方法はいくつかあるけど、
まずカメラを持っていると思うからブレる。
私が持っているのは一見カメラのように見えるが、実はカメラではないと自己暗示をかけることが大切だ(笑)。

次に最も大切なことは、ああ、こんな宝物のような知識を簡単に教えてしまうのはもったいないが(笑)、
言ってしまおうかな。その秘密とは、
じっとしようとするからブレる!
じっとすると、ふるえてきたりする。
手の伸筋群と屈筋群が拮抗していると、かならず震えが起きる。
震えというのは、じっとした状態を維持するために微調整する動きなのだ。
じっとしなければいいのだ。
つまり、ゆっくりした動きを行い、その速度をゆっくり止めていく、その過程でシャッターを切るのだ。

そしてさらに重要なことは、連写!連写!連写!
あー、つまり数打てば当たる。これが結局一番大切だったり。
でも、あとの写真の整理が大変。たくさんの写真の中から、ピントのあった、ブレのない写真を探し出します。別名砂金採り。

でもこのマクロスイターは明るい。
クローズアップレンズもいらない。
おまけにE-P2は本体内手振れ補正で、ISOを上げてもノイズが出にくい。

そんなわけで、これでようやくこれまでの苦労から解放されるというわけだ。


f1.1!
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ただし、このレンズは開放f1.1で撮るとフレアーが出まくって、どの写真もこの写真のようにデイヴィッド・ハミルトン風になってしまう。


entirely satisfactory resolution
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だからちょっと絞って使うとこんな風に素晴らしい解像度を見せてくれる。


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My garden
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ご近所の生け垣の植え込みの可愛いガーデンアクセサリー。


a tiny tiny lantern
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小さな針金細工のランタンも。


a tiny tiny lantern
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カメラは地面に置いて、90度に立てたEVF(電子ビューファインダー)をのぞき込んでピントを合わせます。


a tiny tiny lantern
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画質はFoveonセンサーにはかないませんが、こんな撮り方が出来るのもE-P2のおかげです。

2 件のコメント:

  1. とかげ2/13/2010

    新しいレンズをつけたE-P2、美しい!

    >ガーデンアクセサリー。ランタンも。
    幼い頃、庭や原っぱにしゃがみ込んで、長い時間ちいさな植物など
    ひたすら眺めていた世界がここに繰り広げられていて、うっとりしました。

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  2. とかげさんありがとうございます。
    小さい世界ってとても魅力的ですね。
    カメラがDP1からE-P2に替わってからあまりマクロな写真を撮ってなかったんですが、このレンズでまたぼちぼち撮っていきたいと思います。

    白いMy gardenの柵に小さな熊手のようなものが架かっています。
    スコップとバケツとこの道具は子供が砂場で遊ぶときの三点セットですが、この名前が思い出せなくて。
    ネットで調べたら熊手とか、フォークとかは書いてあるんですが、そんな名前だったかな~。

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