2008/01/30

I love orange!









僕がうちに帰るとすぐにミカンのおねだりです。

2008/01/28

ice


じょうろをのぞき込んだら薄い氷が張っていました。

2008/01/27

Charged?


午後からずっと勉強です。
大海の水をざるで掬っている気分。
なかなか充電完了とはいかないな。

2008/01/25

一月の森


今日は久しぶりに休みです。
心斎橋に新しいマックを見に行こうかな、なんて思っているうちにお昼になってしまった。
そういえば全然身体を動かしていない。そうだ今日は近くの森へ散歩に行こう。



朝積もっていた雪はほとんど融けてしまいましたが、まだあられ混じりの雪が残っています。


森にはいるとすぐに赤い実を見つけました。


これは食べられるんだろうか。こんなに綺麗なんだから毒じゃないだろう。
少し囓って変な味がしたら吐き出せばいいやと思って食べてみたら、なんとイチゴみたいな味です。
うーん。これは野いちごとかヘビイチゴとかいうものだろうか。
家に帰って本で調べたらフユイチゴでした。完熟したものは美味。果実酒の原料にもするようです(「木の実のガイド」トンボ出版より)。


なんと、森の下地一面にいっぱい生えています。引っ張るとつるみたいにどんどん伸びています。


森の中には小さな川が流れています。


岩の上を流れる冷たい水。


川べりの岩肌には苔がびっしり生えています。


川にかかる小さな石の橋の欄干にも苔が。


小さな滝です。


滝から落ちた水はさらに流れていく。


樹の幹を覆う苔。むかし京都の植物園でこんなふうに苔蒸した樹の幹の様子が気に入って写真に撮ったのですが、思ったような写真にならなくてとても残念でした。当時の僕には写真の知識がなかったんですね。それが今は撮れる。


何かの文様のような苔。


苔から胞子体がいっぱい出ています。


苔の帯。横綱のまわしみたいに貫禄ですね。



川の終わりには池があります。池の上の波の模様。
一月の森の中は意外にも命がいっぱいでした。今日は森の楽しさを味わえてよかったです。

リズム


rhythm, originally uploaded by slowhand7530.



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on a snowy day

この世ではわずかな時間にしか見られない珍しい現象のように
その才能は現れて消えた。
彼が消えた後の世界に雪が降る。

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2008/01/20

鴨沢さん



鴨沢祐仁さんが亡くなられたそうです。
大学浪人時代にビックリハウスで初めて彼の漫画を見てからのファンでした。
半年前にマイミクになっていただき何度かメールも交換させていただきました。
残念です。

何気ない冬の午後


何気ない冬の午後
初恋の女の子をふと思い出す
人間稼業の日も浅く
始まりにも辿り着けなかった幼稚な恋。

2008/01/18

散髪


いなかのねずみは
街へ行き
四ヶ月ぶりに散髪をした。
スカッとさっぱり
気持ちのいい晴れです。

2008/01/17

三つのB

昨日(1月16日)の内田師匠のブログの中の言葉。
「ウォルフガング・ケーラーによれば、偉大な発見は三つのBでなされる。
三つのBとは「Bus,Bath,Bed」である」
ほんとにそうですね。僕自身のささやかな経験から言っても、ひらめきが訪れるのは車を運転している時か、入浴中か、朝目覚める前のまどろみの中でした。
仕事場が近くなったので今では何もひらめかないうちに職場に着いてしまうのがちょっと淋しい。
けさは一番の冷え込み。
うっすらと雪が積もっていました。

2008/01/14

Camellia sasanqua


花びらがぱらぱら落ちているから、ツバキじゃなくてサザンカですよね。
サザンカ。漢字で書くと山茶花。サンサカが訛ってサザンカと言うようになったそうです。

主人公の死

伊丹監督の死にまつわる謎。
それは自殺も他殺も僕達を納得させないという点ではないでしょうか。
僕はかつて彼が自殺したことを自分に納得させるために文章を一つ書きました。
でもやっぱりしっくりしない。
それは彼と彼の仕事を愛していた人たちにとっての、共通の感情ではないでしょうか。
彼が自殺するはずがない。

他殺ならまだ納得できる。彼には敵が多かったし。
でも他殺であった場合に一番解せないのは彼の死に際しての、彼の周りの人たちの反応でした。
彼の一番身近にいて、彼をもっとも愛していた人たちは誰も声を上げなかった。
これは他殺です!徹底的に調べて下さいと。
自分たちの身に危険が及ぶことを恐れたのでしょうか。
それは考えられない。
大江氏も、彼の妻も、こういった悪に対しては徹底的に戦うタイプの人たちです。
それならなぜ彼等は口をつぐんだのか。

監督は自分の身を護るためにどうすればよいかを確実に知っていた。
にもかかわらず彼はあっけないほど簡単に死んだ。

僕には彼の最後の瞬間が見える気がした。
部屋に殺し屋が入ってきたときに監督はまったく驚いていない。
それがはっきり見える。
彼はこう言ったに違いない。

ドアが静かに開いて二人の殺し屋が部屋に入ってくる。
監督は振り返って言う。
「やあ。お待ちしていましたよ。さあ、始めますか」

このものの言い方ほど彼に似つかわしい言葉はあるだろうか。
彼が監督としてこのシーンを撮っていたら、脚本で主人公にこれ以外の発言を許すはずはないだろう。

僕にとってこの話の解決の糸口は、彼のこの態度だった。
そうか。彼は自分の死をおとなしく受け入れたのだ。

それからは簡単だった。
取引があったな。
裏の世界の人も妻を脅迫の材料にした方が有効だと考えた。
あんたが死んでくれたら、嫁さんは許してやるよ。それで彼は取引に応じた。
彼の死は「主人公の自殺」というドラマでした。
他殺とわかったのでは、加害者に迷惑がかかる。それはあくまで自殺でなければならない。
そこで彼は一応自殺として世間を納得させるためのお膳立ては整えた。
「要するに、公権が自殺として処理しやすいような程度のお膳立てでよいのだ」
そして彼は彼を遠くから愛していた人たちにヒントを残していった。
僕の死を納得できない人たちは、このずさんなお膳立てが鍵だ。わかりたい人は気付くがよい。

彼が腹を括っていたことは真行寺の言葉にも表れている。
「君はまだ生きる可能性があると思っているね。
だが人生は実に中途半端な、そう、道端のどぶのような所で突然終わるもんだよ」

ただ彼は加害者を恨んでいない。それは映画を見ればよくわかる。
ビワコを狙う人たちを、ちゃんと人間として、丁寧に描いている。それぞれのひと。それぞれの事情。
大江氏の「取り替え子」を読むと、監督は青年期に松山でひどい暴力の被害に遭っている。
それは彼のトラウマとなり、暴力に屈することなく闘うことが、彼の仕事のテーマの一つになった。
彼はそれがあくまで彼自身の事情によるものであることは知っていた。
精神分析家岸田氏との関わりを通じて、彼は自分のトラウマをはっきり自覚していたはずである。
だから彼はそれを乗り越えるために、暴力に屈しない映画をいくつも作った。
彼自身が暴力の悪夢を乗り越えるため、また暴力に苦しんでいる世の中の人々が、再び顔を上げて前を向いて生きていけるように。
それは加害者が憎いからではない。彼は彼等の事情も知っている。彼の映画のせいで彼等が生きづらくなることも。
だからある意味で、彼は自分の製作物に落とし前をつけたのだ。
そして彼は従容として死を受け入れた。

ビワコもそれを知っていた。彼が彼女を救うためにみずから死を選んだことを。
彼の死を無駄にしてはならない。彼は命を賭して彼女の生命を護ったのだ。
そのためには、彼が脚本を書いた最後の映画に「これは他殺だ」と叫んではならない。
彼は命をかけて自分を救ったのだから、私がしっかりと生きていくことが、彼の供養そのものなのだ。
その後のビワコの毅然とした生き方は、彼が彼女に託した使命なのだ。

以上は僕がようやくたどり着いた彼の死の謎を解く物語です。
ただしこれはあくまで僕が納得するための物語です。
それぞれの人が、それぞれのお話を考える。彼の死を胸に納めるために。




2008/01/08

foggy morning


中世のヨーロッパの森を思わせる霧深い朝でした。







2008/01/07

匂い


小学生の時に読んだドリトル先生シリーズの、たぶん「アフリカ行き」だったと思うけど、ドリトル先生が行方不明になった子供を探すために動物たちと航海に出ます。ドリトル先生の飼い犬が船の舳先に鼻を突き出して、漂ってくる匂いを次々に解読していきます。「どこかでパイを焼く匂い、子供が泣いている、お母さんがおむつを替えている、どこかで雨が降っている・・・・・・・」うろ覚えですが、そんな内容だったと思います。
僕の犬も散歩の時に近所の犬のおしっこの跡を熱心に嗅ぎます。むかし犬が電信柱におしっこをするのは自分の陣地を主張するためだという説明を聞いたことがあるけれど、少なくとも彼の行動を見る限りそんな陣取りみたいな雑な行為とは思えない。もっとデリケートなことをやっている気がします。
彼は時間をかけてじっくりと匂いを嗅いだあとで、そこに自分のおしっこを重ねます。彼がやっている行為は、僕にはどうしても「会話」に見える。ほかの犬の匂いには様々な情報が含まれていて、手紙を読むように彼はそれを「読んでいる」のではないか。
「三丁目のチワワはとんでもない女だぜ、あいつに関わるとろくなことはないからやめとけ。俺もこないだひどい目にあったんだ」「言っとくけど二丁目のプードルは僕の彼女だからね」「この坂の上で飼われてる老いぼれのラブラドール、あのじいさんもう永くないと思うな」「おいらの亭主は機嫌のいいときに牛乳を飲ませてくれるんだ。あれはうまいね」そしてたっぷり匂いを嗅いだ後で自分の尿をそこに重ねるのは、読んだメールに返事を書いているのではないだろうか。「ジップ君、おひさしぶり。きみ、最近いいもの食べてるね、匂いで丸わかり。いいな~。今日はおいらもご主人におねだりしてみるよ」
Gary LarsonのFar Sideというアメリカの一こま漫画に、ついに犬語翻訳に成功した科学者が期待に胸をふくらませて翻訳ヘルメットをかぶって街へ出たら、犬の言葉は全て「Hey(おいこら) !!」だったというのがあります。うちの犬も鳴き声によるボキャブラリーもそれほど多くはない。「おーい」「おい」「ねえ」「はやく」「もっと」「おなかがすいた」「痛い」「なんだい、やるのかよ、いい根性してるじゃないか」。こんなもんでしょうか。もっとあるのかもしれませんが、少なくとも発声を積極的にコミュニケーションに使っているようには思えません。犬の嗅覚は人間の100万倍といいますから、彼等は匂いという手紙でたっぷり会話しているのかもしれませんね。

今年は?


20080106, originally uploaded by slowhand7530.

うーん。末吉か。

2008/01/05

山茱萸

近くの公園へ犬の散歩に行ったら、山茱萸(さんしゅゆ)の植木を見つけました。
おお、こんなに身近に山茱萸があったのか。実物を見るのは初めてだ。
山茱萸の実は漢方ではおなじみです。六味丸に入っています。
六味丸は地黄、山薬、山茱萸、茯苓、沢瀉、牡丹皮の六種類の生薬の組み合わせです。
山茱萸の薬性は酸・渋・微温。樹に残っている実を食べてみたら確かに酸っぱくて渋いです。
勉強になるなぁ。犬の散歩、侮りがたし。







2008/01/03

仮説。そしておそらく解答。

  
暮れのNHK衛星第二放送で伊丹十三特集があった。
録画していたマルタイの女を今日見た。

そうか。
彼は愛するもののために命を絶った真行寺自身なのだ。
彼はビワコを守るために従容として死地に赴いたのだ。
ビワコの毅然とした生き方は、彼女の命を救った伊丹が、彼女に課した使命なのだ。
やっと謎が解けた気がする。

ドアが静かに開いて二人の殺し屋が部屋に入ってくる。
伊丹さんは振り返って言う。
「やあ。お待ちしていましたよ。さあ、始めますか」

2008/01/02

正月の夜空





空がとても澄んでいます。

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